街区スケール浸水域推定サイトについて
防災科学技術研究所
水・土砂防災研究部門
連絡先:水・土砂防災研究部門 平野(hirano [ at ] bosai.go.jp)
街区スケール浸水域推定サイト
本サイトは洪水、浸水・冠水が発生した際、ユーザーが指定する一地点の浸水状況からその地点の周辺(街区スケール)における浸水域の広がりと浸水深の分布を推定する機能を提供しています。指定地点における浸水深や地理的環境にもよりますが、指定地点から数キロ以内の浸水状況を把握することを目的としております。また、本推定は地表面の起伏(国土地理院基盤地図情報5mメッシュ数値標高モデル使用)のみに基づいたものであり、建築物、排水システム、その他の影響を考慮していないため、推定結果は実態と乖離している場合もありますのでご注意ください。
基本的機能
- 地図のズームイン/ズームアウトします。
- クリックするとこのページが表示されます。
- 住所を入力して検索すると、その住所周辺の地図が表示されます。
- 浸水地点を入力して周辺の浸水状況を推定することができます。取り扱いは次の「基本的な操作方法」をご参照ください。
- プルダウンで背景地図の種別を選択することが可能です。
- 浸水範囲内の道路上における浸水深を表示します。
- 浸水範囲内の建物浸別推定被害建物を表示します。
- 浸水深表示の凡例です。
- 5mメッシュ解像度数値標高モデルが整備されておらず、浸水域推定の対象範囲外となります。
基本的な操作方法
- STEP1.の「浸水地点を指定」をクリックしてから、マウスを利用して地図上で参考地点(X)の位置を指定してください。参考地点の標高に基づき浸水域が推定されるため、背景地図の空中写真を活用して参考地点の位置をなるべく正確に指定する必要があります。
- STEP2.の入力欄に参考地点における浸水深(地面から水面までの高さ)をメートル単位でご入力ください。本推定に使用する数値標高モデルの精度に限界があるため、浸水深30cm以下の浸水については推定結果の誤差が大きくなる傾向があります。
-
STEP3.では推定範囲の設定を行います。画面上で設定する場合、「浸水範囲を指定」をクリックしてから、画面上でマウスを使用して参考地点を囲むように推定の対象範囲を描画してください。描画方法は、まずマウスを描画の開始地点に移動し、クリックして最初のアンカーポイントを定義します。マウスを動かすと直線セグメントが表示されます。次に、セグメントを終了させたい地点でクリックして二番目のアンカーポイントを定義するとセグメントの位置が固定され、新しいセグメントが始まります。このように順番にアンカーポイントを定義し続けて、最後にダブルクリックで描画が終了され対象範囲が定義されます。指定された対象範囲は青の斜線で表示されます。本サイトでは標高モデルのみを利用して浸水範囲を推定するため、河川や盛り土の道路といった浸水面より明らかに高くなる高地などを境界に対象範囲を指定することをお勧めします。また、対象範囲を2キロメートル四方以内に収まる方が誤推定が少なくなります。「浸水範囲を指定」をもう一度クリックするとすでに描画された範囲がリセットされます。
- STEP3.で画面上の替わりに、事前に用意したシェープもしくはGeoJSON形式のファイルをアップロードして使用することも可能です。ただし、ファイルの座標系を正しく処理できない場合もあるのでご注意ください。ファイルを使用する場合は、参考地点の所在ポリゴンが自動的に推定対象範囲として選択されます。
- 推定範囲の設定を終えた後に、「実行」をクリックすると推定結果が表示されます。推定には数十秒時間を要する場合もありますのでご注意ください。
- 浸水深もしくは推定範囲の指定を修正したい場合は、「削除」をクリックして推定結果を消去してからもう一度実行してください。
- 表示された推定結果を保存したい場合は、「結果のダウンロード」をクリックしてシェープ形式のファイルをダウンロードすることが可能です。
サイトポリシー
- 当サイトは国土地理院基盤地図情報5mメッシュ解像度数値標高モデルを活用して参考地点周辺の浸水状況を推定する機能を提供するものですが、技術的・法的に不完全な記述や誤植が含まれる場合があります。
- 当サイトへのリンクは原則自由です。ただし、当サイトへリンク設定を行なっている第三者のウェブサイドの内容は、それぞれのウェブサイトの責任で管理されているものであり、防災科研の管理下にあるものではありません。これらのウェブサイトの利用に関して、防災科研は一切の責任を負いません。
-
防災科学技術研究所のサーバから提供される全てのドキュメント及び画像データは、特別の指定がある場合を除き、国立研究開発法人 防災科学技術研究所が著作権を保有します。
防災科学技術研究所のサーバから提供される全てのドキュメントに記載されている事項は、予告なしに変更または中止されることがあります。防災科学技術研究所及びその職員は、これらドキュメントの内容及びその変更等に伴う障害に一切の責任を負いません。
-
当サイトでは、システムの保守及び運営改善の目的のため、全ての利用者のアクセスログを取得しており、その内容なアクセス元IPアドレス・リクエスト内容・利用時刻・応答結果・ユーザエージェント・参照元情報などで個人情報を含むものではありません。当ウェブサイトではアクセスログをシステム上の機密情報もしくはセキュリティ上の重要情報として位置付け、原則非公開とします。ただし、不正アクセスや悪質ないたずら・違法行為などで、裁判所・警察などの公的機関から法令に基づいた情報提供を求められた場合には、この限りではありません。
- 当サイトでは、アクセシビリティ(ウェブサイトの利用しやすさ)の向上やアクセス解析の補助のため、クッキー(Cookie)を使用していますが、クッキーを利用して収集する情報には閲覧者の個人を識別できる情報は含まれていません。また、閲覧者のブラウザ設定によりクッキーを無効にすることもできますが、当ウェブサイトの一部機能は動作しなくなります。